感情を味わい尽くす
この世の出来事に善悪はなく、ただそこに体験があるだけ。
自分にとっての真実に基づいて、他人の存在を考える時、
感情を揺さぶってくれる人は、人生における重要人物だ。
怒り、苦しみ、悲しみ、切なさ、失望、恐怖を与える人と、
愛、喜び、楽しさ、笑い、希望、感動を与えてくれる人の、
存在価値において、真の意味での差は無い。
愛する人だからこそ、そこに深い失望が潜んでいるし、
切なさを与えられる人だからこそ、そこに深い喜びの可能性がある。
他人は自分の鏡であり、
他人への咎めは、
実は自分を裁くことに等しく、
他人への咎めを無くすことは、
自分自身を癒すことである。
感情を味わい尽くす為に、俺たちは生まれてきたと言っても過言では無い。
怒り、苦しみ、悲しみ、切なさを感じたら、抵抗せずどっぷり浸かろう。
感情を解放して、たっぷりと味わってやろう。
その経験がやがて、深い愛や喜び、楽しみ、笑いを味わえる糧となる。
体験を通じ、感情を味わうことが、人生の醍醐味であり、
それが、
生きていくことを実感できる瞬間ではないだろうか