生きてることは『奇跡』の意味を自分なりに考えてみた。
『毎日が当たり前の様に来ることは奇跡』
難病に立ち向かう人々の物語を描いた、
映画のキャッチコピーの様な台詞。
僕なりにその意味を受け入れられたのは、
子供を授かった時だった。
僕たち夫婦は、子供が欲しかったんだけれど、
なかなか思う様にいかなくて。
不妊治療を繰り返した挙句、
それでも授からないから、
苦しむ妻を見て、
『もういいよ。2人で生きていこう。』
って子供と歩む人生を諦めた。
そしたら嘘みたいにすぐ授かった。
この地球に生まれて、
数奇なご縁から妻と巡り合って、恋をして、愛し合って、
何億っている精子の1匹が、
信じられない苦難を乗り越えて、
彼女の卵子とまた巡り合って。
息子が誕生した。
同じ様に僕も、妻も、あなたも、
この地球にこの時代に同じ様に生まれてきたんだ。
その繰り返しが歴史であり、
人類の歩みであり、生命のバトンリレーだって知った。
これは『奇跡』でしょ。
生きてるだけでなく、
目に映る全てが、『奇跡』なのかもね。
そんな風に考えると、
つまんないことで悩む自分がアホらしく、
関わる全ての人を愛おしく感じる。