この人生を生きてゆく

実体験から、自分の幸せを探求し続けます。

男気に触れる

僕は住宅営業をしているんだけど、

1年位前、とある関連企業の社長さんから、

家を建てたいっていう職人さんを紹介してもらって、

お建替えのお手伝いをさせてもらうことになった。

 

僕は職業に貴賎は無いと思っているし、

家を建てたい方なら、可能な限り精一杯お手伝いさせて頂きたいって信念で

常々いるけど、住宅ローンは銀行判断で、審査は当然現実的。

 

既存の借金の返済が難しく、

希望の借入額には全然届かなくて、年齢の問題もあり、

計画断念 = 一生家は建てられません

っていう辛い宣告を告げなきゃならないなって覚悟してんたんだけど、

社長のご好意で、借金を用立てして、何とか計画できることとなった。

 

あれから1年。

ほんと色々問題の多かった現場で、それでも紆余曲折を経て、

何とか全ての手続きが金曜日で終わるなーって時に、

新たな問題発覚。

 

とにかく50万円が足りない。

困った。どうしよう。

 

これはいよいよ僕が個人的に用立てするしかないかって、覚悟したんだけど、

一応社長に電話。

すると、即答で、

 

『分かった。明日朝一番で、彼に50万渡すから、あとはうまく処理して下さい。』

 

『惚れてまうやろー!』

 

やっぱ社長って器っすね。

 

かっこいいなーって素直に思いました。